前回の日記に前の会社で自分が所属していた部署が展開していた店舗が全店閉鎖したって事を書いたんやけど、その後仕事仲間の話で更に悲しい事実が判った…。
次々閉店し、最後の店舗が閉店したのは昨年の12月。
その際、その部署とその部署に関連する他部署の一部のメンバーの総勢数十人が全員退職したらしい。
退職したと言うより退職せざるを得ない状況だったらしいねんな…。
残ったのはたった2人だけ。
つまり、この不景気の真っ只中で元職場仲間の殆ど全員が職を失ってしまったって事や。
俺はてっきり殆どのメンバーが部署移動したと思ってたんやけど、現実はもっと残酷やった。
他の社員には知らされてなかったけど、俺は会社の方針がauショップやドコモショップ、Softbankショップ、WILLCOMショップといったアフターサービス中心の店に移行して、全キャリア(全メーカー)を扱う店を減らしていくって事は知っていた。
むしろそれを急がないと、この会社に未来は無いって思ってたし、入社間もなくそれを上司に提言した事すらある。
その際にチラッと俺の提言した方向性にしていかないとならないだろうねとは聞かされていたねんな…。
けど、元職場仲間から聞いた話やと、俺が提言したほぼ同時期に、裏では既に社長、副社長、そして移動体通信部門全体の部長クラスの間で全キャリアを扱う部署の閉鎖が決まっていたらしい。
恐らく、俺がそういう提言をした相手の上司ですら、まさかほぼ全員を実質上の解雇にしてしまうような方向性だったとは知らなかったはずや。
その上司がまとめる部署だったんやから知ってたら当時からその上司ももっと騒いでただろう。
しかも関連他部署のメンバーまで実質解雇するなんて…。
確かに出来る人が行く末を案じて先に辞めていってたし、残されたメンバーで仕事が出来ると思える人はごく一握りのメンバーではあったけど、それでも仕事の出来るメンバーも確かにいたねんな。
もう少し早めにauショップやドコモショップに順次切り替えて、仕事が出来るメンバーだけでも事前に他部署に移動させて残すとかは出来たはずや。
俺は先を案じてたのと同時に家庭の事情で退職したけど、それでも移動体通信部門を総括する部長にこっそり『辞めずにドコモショップでやらないか?』って誘われていた。
俺なんかを受け入れるキャパがあるくらいなら、やりようによっては全員が退職するような状況は避けられたはずや…。
何故、こんな状況になるまで移行を進めなかったんや。
あれ程移行を急いだ方が良いって言ったのに…。
単純にほぼ全員をリストラしたかっただけとしか思えない…。
社長はほんまに良い人だったし老獪な副社長が大規模なリストラを狙ってたのかな…。
いずれにしても悲しい現実や…。